スウェットは好き。でも、部屋着に見えるのは嫌。
そんなことを思っている私が、約2万円のスウェットを買いました。和歌山ニットプロジェクトの、黒い無地の一着です。
スウェットに2万円。高いと思う。買った今でも、そこは変わりません。笑
まだ着た回数は少ないので、長く着てどうなるかはこれから。今日は、この一着を選んだ理由と、スウェットと少しずつ仲良くなってきた話を書いてみます。
気に入っていたパーカーを、着られなくなった話
昔、イギリスの古着屋でパーカーを買いました。シルエットがよくて、プリントの入り方もよくて。自分では、かなり気に入っていたんです。
胸元に書いてあったのは、「BUT SAY NO CLUB」。
それを着て、合コンのような集まりに行ったときのこと。そこにいた人に、その英文を声に出して読み上げられました。
ただ読まれただけ、といえばそうなのかもしれない。でも、そのときの私はすごく恥ずかしくなってしまった。
「これ、イギリスの古着屋で買ったんだよ!」なんて言えなかったんですよね。それを言えばどうにかなったのかも、わからないけれど。
当時は自分に自信がなくて、そうやって人にいじられるのが苦手でした。自分では気に入って選んだ服なのに、急に、それを着ている自分まで心もとなくなってしまう。
それ以来、そのパーカーを着るのが怖くなりました。服に罪はないのにね。
ジムフレックスで思い出した、スウェットの楽さ
そんなこともあって、スウェットからはしばらく遠ざかっていました。いいなと思うものは、意外と高かったし。
また手に取ったのは、10年くらい前。ジムフレックスのスウェットを買ったときです。
着てみたら、楽ちんだなーって。
それから選んでいたのは、ライトグレーやオートミール。明るくて、合わせやすい色ばかりでした。
スウェットにパールのアクセサリーをつけるのも好きです。カジュアルになりすぎず、でも、かしこまるわけでもない。そのくらいのバランスがちょうどいい。
楽な服を着たい。でも、部屋着のまま出てきた感じにはしたくない。私にとってパールは、その間を少し調整してくれるものです。
今回は、洗い込まれたような黒を選びました

今回買ったのは、和歌山ニットプロジェクト(WAKAYAMA KNIT PROJECT)のスウェット。いつもの明るい色から、黒に挑戦。
黒といっても、ぱきっとした真っ黒ではなく、少し洗い込まれたような、チャコール寄りの色。光の当たるところでは、生地の表情がふっと見えます。洗いをかけてるので、今後いくら洗ってもこの状態です、とのこと。
この、黒なのに強すぎない感じが好きでした。無地だからこそ、色や形がそのまま目に入るんですよね。
今回は胸元に英文もありません。もう、合コンで読み上げられる心配もない。そもそも、今は合コンに行かないけれど。笑

襟元を近くで見ると、リブの編み目や、身頃の細かな凹凸がわかります。つるんと均一な黒ではなく、少しやわらかな表情のある黒。こういうところは、全体写真だけでは伝わりにくいかもしれません。
厚みのある見た目と、着たときにできる自然な折れやたるみ。その両方が、このスウェットの雰囲気をつくっているように思います。
白を少しのぞかせて、デニムと合わせる

この日は、白いインナーを裾から少しのぞかせて、淡いブルーのワイドデニムに合わせました。足元は黒。かなりカジュアルな組み合わせです。
黒とデニムの間に白が少し入ると、全体が重くなりすぎない。このくらいのささやかな合わせ方が、私は好きです。
着用写真では、肩から袖にかけてゆとりがあり、裾のあたりに生地がたまる感じも見えます。身体の線をぴったり拾う形ではなく、少し余裕のあるシルエット。
明るい色のスウェットに合わせていたパールも、この黒に合わせてみたい。無地なので、アクセサリーを足す楽しみもありそうです。
まだ着用回数が少ないので、洗濯を重ねたあとの色や形、長く着たときの着心地については、これから確かめたいところです。今はまず、この色とシルエットが気に入っています。
最後はパジャマにするつもり
約3万円は、私にとって気軽に買えるスウェットの値段ではありません。
でも、せっかく選んだのだから、たくさん着たい。よそ行きとして大事にしまい込むより、いつものデニムに合わせて、普段の暮らしの中で着たいと思っています。
そうやって長く着て、いつか人前で着るにはちょっと……となったら、最後はパジャマにするつもりです。
パジャマ界に属すなら、飛び抜けておしゃれ。笑
もちろん、今のところはちゃんと外に着ていきます。約3万円のパジャマを買ったわけではないので。
昔は、人に読まれた英文が気になって、好きだった服を着られなくなったけれど。今回は、自分が気に入って選んだ黒いスウェットを、長く着ていけたらいいな。
