何もしていないと罪悪感を覚える——そんな休日に、雨の音とお茶だけで心がほどけた日がありました。
「有意義」の基準を他人ではなく自分に戻す、小さな練習の記録です。
1. 休むと不安になる、あの感覚
休日なのに「何かしなきゃ」と焦ってしまう。家事・買い出し・掃除・SNS……やることの影が頭の中を往復して、休むこと自体に罪悪感が生まれる。
それは“怠け”ではなく、まじめに生きたい気持ちの裏返しだと、今は思います。
2. 雨の日に気づいた、小さな安らぎ
雨の午後、ベランダでお茶を一杯。雨音を聞くだけで肩の力が抜けて、「こういう時間も悪くない」と思えた。
けれどすぐに戻ってくる「何かしなきゃ」。考えすぎて疲れて、いったん昼寝。目覚めたら15時——最悪、と思いながらも、雨だから外に出なかった罪悪感は少なかった。
3. 外に出た日と“買わなかった”ことで得たもの
次の休日は外へ。カメラとPCと本を背負って歩く。人の目が気になって一眼を構えられず、スマホで一枚。それが意外と良かった。完璧じゃなくても楽しめる。
街でショップを回って目は肥えるけれど、ほとんど買わない。唯一、長く使えそうなカトラリーだけを迎えた。買わなかったことで「今すぐ」より「納得して選ぶ」を優先できた。
4. 「何もしない時間」の作り方
4-1. 五感で整える
- 音:雨音・風・環境音
- 匂い:コーヒー/お茶/お香(パロサントなど)
- 光:窓からの自然光・間接照明
- 触感:マグ・カトラリー・ブランケットの質感
スマホを手放して、10分だけ五感に集中する“空白の予約”を入れておく。
4-2. 気分の循環を整える習慣
- 歩く(思考のスピードを落とす)
- 欲しいものは一晩寝かせる(衝動買いの予防)
- 「足りない」を数えるのではなく「整った」を記録する
4-3. 小さな道具たち
香りで“何もしない10分”を支える
- パロサント(スティック/チップ)
https://a.r10.to/h5x5gE - 火を使う場合は換気と耐熱皿を忘れずに。
光を整える、やわらかな間接照明
温度と手触りを味方に
5. まとめ:静けさは、生きている証拠
“何もしない日”は怠けではなく、呼吸。頭と心を休ませるから、次の一歩が軽くなる。
他人のペースではなく、自分の速度で整う。雨の音、光の揺らぎ、香りの記憶——それらは今日の私をやさしく連れ戻してくれる。
今夜は10分だけ、灯りを落としてお茶を淹れてみる。それだけで十分です。
よくある質問
Q. 何もしないと不安になります。どう始めれば?
A. まずは「10分だけ」の予約から。スマホを別室に置き、音・匂い・光・触感のうち一つに集中します。
Q. パロサントとキャンドル、どちらがおすすめ?
A. 換気や火気の安全が気になる方はディフューザーやキャンドルライトから。焚く所作を楽しみたいならパロサントも◎。
